法人本部(ケアハウスゆくはし)

会長:堀田賢治

 

社会福祉法人豊勝会、瑞豊会 会長 堀田賢治 経歴

昭和52年 4月 堀建産業株式会社 代表取締役

昭和63年 3月 社会福祉法人みのり会 理事

平成 4年 7月 社会福祉法人豊勝会 会長、理事長

平成13年12月 社会福祉法人瑞豊会 会長、理事

社会福祉法人豊勝会、社会福祉法人瑞豊会、会長堀田賢治は、戦後間もない昭和21年に、福岡県築上郡角田村(現、豊前市)で生まれました。昭和、平成、令和と激動の三時代を生きてきたいま、自分の人生、福祉に携わった人生を振り返りながら一言御挨拶申し上げます。私は、(2025年問題といわれる)戦後すぐの第一次ベビーブーム(1947年~1949年)時代に生まれた、いわゆる団塊の世代と同世代であります。後期高齢者(75歳)の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念され、後期高齢者人口が約2,200万人に膨れ上がり、国民の4人に1人が75歳以上になるという時代です。私が老人福祉に携わるきっかけとなった生誕地の豊前市畑は、すでに超高齢社会(限界集落)となっております。しかし、91歳男性は、(医療のおかげもあって)元気に妻と共に畑仕事をしながら、しあわせに暮らしています。社会保障費が増大することは問題といえば問題ですが、お金にはかえられない ”人のしあわせ” から考えれば、たいへん良い時代に私たちは暮らしていると思います。敗戦、戦後の混乱の時代から、老若男女一人一人がみな頑張って、今の平和でしあわせな時代を築き上げました。「老人福祉法(基本的理念)第2条 老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。」を胸に刻んで、これからも老人福祉施設の経営を行ってまいります。

老人福祉施設の経営を考えたのは、福岡県立築上西高等学校同窓生の友人から「老人福祉施設を作るので、手伝ってくれ。」と相談されてからです。生まれ育った故郷では実家の母が高齢となり一人暮らし、私を見守り励ましてくれた地域のおじさんおばさん達もすっかり年老いてしまったのを見るにつけ「何か、(地域に)恩返しを。」とずっと考えていましたので、これをきっかけに医療福祉政策や老人ホームについて、いろいろ勉強することになります。その施設が築上郡新吉富村(現、上毛町)にができてからすぐに、今度は友人に手伝ってもらって、老人ホーム設置経営のための行動を本格的に行うことになります。場所については、末松薫先生(京都医師会)からご指導いただき、行橋・京都郡で仕事をさせてもらっていた関係もあり、勝山町(現、みやこ町勝山)から申請することになりました。紆余曲折ございましたが、最終的には勝山町長の信頼を得て「堀田さん、あなたにお願いします。」と言ってもらえました。町長をはじめ町議会議員、関係各位より多大なるご支援ご協力を賜りました。深く感謝申し上げます。

社会福祉法人豊勝会は平成4年に認可を受け、1989(平成元)年に策定された国の「高齢者保健福祉推進十カ年戦略(ゴールドプラン)」により、特別養護老人ホーム勝山苑(定員50名)、ショートステイ(定員20名)、デイサービスセンター勝山苑(定員15名)が、平成5年4月から老人福祉サービスの提供を開始しました。平成8年には介護保険制度が導入されることとなり(※施行は、平成12年4月から)、職員は研修会等に積極的に参加するなど、その準備に余念なく励んでおりましたそのころ、「保険あって、サービスなし(特養は足りていない状況で、施設サービスや在宅サービスを期待通り受けられるのか?)。」との意見がありました。厚労省は入所施設の充実を図るべく、軽費老人ホームの新しい形として、(入所施設ですが、介護保険制度上は在宅に位置付けた)ケアハウスの整備をすすめていました。京築地区においては、行橋市が「京築中心の行橋市に、ケアハウスがなくてはならない。」と準備をしていましたので、「わたくしにも、協力させて下さい。」と申し出ました。行橋市は、平成9年に法人設立認可申請及びケアハウス(50名)、デイサービスセンターB型(15名)在宅介護支援センターの設置認可申請を行いましたが、京築他市町村も申請しており、認可がおりませんでした。平成11年になって行橋市にデイサービスセンターのみが認可され、社会福祉法人瑞豊会が設立されました。そして平成12年9月1日からデイサービスセンター南行橋(現、デイサービスセンターゆくはし)が、介護保険通所介護サービスの提供をはじめました。社会福祉法人瑞豊会は、平成16年7月にやっと特定施設(介護付き)「ケアハウスゆくはし(定員50名)」が完成し、その後自立型「ケアハウスゆくはし南館(定員30名)」、ヘルパーステーション、グループホームなどの介護・福祉サービス事業を、地域ニーズに応じて徐々に拡大していきました。

一方、勝山町は、国のエンゼルプランに示された、放課後児童クラブの推進に「子どもたちとの交流が、お年寄りにとって、元気で長生きするために必要だ。」と、児童館を老人ホームに併設しようと考えました。そして平成13年12月に、(財)こども未来財団の助成により、地域交流センターが勝山苑敷地内に完成し、福岡県で初めての(勝山町委託)児童クラブ(定員20名)を開設、事業を開始しました。そしてそれは(勝山町、豊津町、犀川町、三町合併により)みやこ町委託放課後児童クラブとなります。ケアハウスについては、行橋市より早く認可され、平成11年9月から自立型「ケアハウスかつやま(定員30名)」が事業を始めています。勝山苑開設以来、勝山町とよく連携をとって、(合併しましたが、勝山苑と役場が距離的に近い)みやこ町となっても、その連携をさらに強め、令和になって「みやこ町地域包括支援センター」業務を委託されることになります。

豊前市は、国の方針にそって行政改革をすすめていましたが、その一環として、養護老人ホーム向陽荘を民間に委譲する方針でした。わたくしは、地元でもありますし、「地域に、なにか恩返しを。」との思いもあり、すぐに名乗りをあげました。幾度も協議を重ねて、平成20年に、豊前市から委譲されて、養護老人ホーム向陽荘を経営することになりました。

令和元年には、「行橋市は、医療福祉サービスを一体的に提供できるようなシステムづくりを考えている。」という話を聞いて、「ゆくはし整形外科」と薬局及び介護タクシー、それに行橋市地域包括ケアシステム構築において委託されていた「泉高齢者相談支援センター」を、社会福祉法人瑞豊会の整備した「福祉医療の里」に配置し、その役割を果たすべく事業を開始しています。

社会福祉法人豊勝会並びに社会福祉法人瑞豊会は、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアハウス)と老人福祉施設のほとんどを整え、京築地域に広く介護・福祉サービスを展開してまいりました。現在は、行橋市の社会福祉法人瑞豊会ケアハウスゆくはしを京築地域における福祉サービス提供の拠点としておりますが、社会福祉法人瑞豊会と社会福祉法人豊勝会は同体であります。会長のわたくしは、福祉の仕事やその役割、地域のみなさまからの要望や期待をよく理解し、適材適所に人材を配置し、地域社会のニーズに応えるべく、粉骨砕身努力まい進してまいりますので、今後ともあたたかいご指導ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げます。

令和3年1月 社会福祉法人豊勝会、社会福祉法人瑞豊会 会長:堀田賢治

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